「実家の片づけ講座」親のこと、家族と片づけするということ

セミナー・講座

 

大阪府 岸和田市にある
八木地区公民館様で
『親のコト講座』実家のお片づけについて
講演させていただきました。

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コロナ禍のもと、リアルでお話しさせていただく機会をいただき、
ありがとうございました!

 

片づけとは
「捨てる」だけではありません



片づけというと、
やはり「捨てる」作業が避けては通れないし、
子世代から見れば、親世代のモノは
要らないモノだらけに映り
ついつい
「捨てる」というワードを出してしまいがちになると思います。


でも、
それでは99%うまくいきません

じゃあ、
残りの1%はどうかというと、
「捨て作業」に親世代の方がノリノリである場合です。
親世代の方も、終活を意識していて、
積極的に手伝ってほしい、と思っている場合ですね。
しかし、そんなケースはごくまれ。
というか、そんなケースだと
子世代がそもそも片づけに困っていないと思います。

一概にはもちろん言えませんが
「悩める」親世代は「モノを捨てるのが苦手」な方が多いもの。
まずは、捨てると言わずに
「仕分ける」ことを手伝いながら
減らしどころを模索してはいかがでしょうか






普段使っているもの、好きなモノを目線に置いて
あまり使わないモノは天袋にしまうなど、
位置を変えるだけでも気分が変わるものです。

全て出して確認する作業をするだけでも
気持ちが変わって
いくつか手放せることもあります。



食器棚の片づけ記事はコチラ↓参考にどうぞ

食器棚の整理収納★「お気に入りを使いやすいところに」厳選すると毎日が楽に!

 

じぶんの片づけ体験や
他の人の事例を伝えるのもきっかけに

家族の片付け成功の秘訣は、3つのステップをしっかり踏むこと

①『理想』のイメージづくり
どこが どんな風になったらよいのか
なぜ、そうする必要があるのか

②片づけの準備/下調べをする
処分を後押しする捨て方
ゴミ袋や段ボール、紐などの準備

③やさしい片づけ
シンプルに
「よく使っているのか」
「気に入っているのか」
現在形で聞く、「要らないよね?」と強要はNG
※使うか、と未来形で聞くと「全部使う」と返ってくることがあるので注意です。



片づけができる人は
こんな手順を踏まなくても、
さっさとカンタンに進められるかもしれません。

けれど、
片づけに慣れていない人は
このステップがイメージできないので
不安に感じ、全て捨てられる、というマイナスイメージしか浮かばず
「片づけ」に拒否感を感じてしまうのです。

じぶんで片づけをしたときのことを思い出して
このステップにそって書き出してみてください。

親御さんが

どうして、片づけないとダメだと思うのか。
片づけるとどうなるのか、

そんなゴールが見えてくるように聞いてみましょう。

相手の方と一緒のゴールが見えていないと、
せっかく片づけ始めても
衝突する危険大です。

差こそあれ、
どなたでも「捨てられないモノ」ってあると思います。
ご自身が捨てられないモノを手放してみて
「なぜ捨てたいと思ったか」
「最初はなぜ捨てられなかったのか」
「捨てたらどんな気持ちになったのか」
じぶんの経験を、伝えるつもりで
アプローチしてみると、きっかけが見えてくるかもしれません。

「片づけよう」といきなり始めるよりも、

ちょっとした会話からきっかけを探すのです。


美味しいお菓子を買ってきたから
お茶を入れて一緒に食べよう。
ちょっとテーブルの上を片づけてもいいかな?と
そんなことでもいいかもしれません。

そのためには
「片づけ」の話題に入る前に、
普通の会話ができるように
信頼関係を築くことこそが重要だと思います。



具体的に「何をどうするのか」
明確にしてからとりかかる


片づけのゴールは
具体的でシンプルであるほど取り組みやすく、
達成感があります。

子どもに
『片づけなさい』と言っても
理解できないのと同じ。
『何を』『どうやって』『どこに』『どうするのか』
明確にしていきましょう!

実は、この『どうやって』というのが
曲者です。

このどうやって、がわからなくて
片づけが止まっていることも多いからです。

捨てたいけれど、重たいから・・・
不燃ごみだから・・・
お金がかかるんじゃない?

捨てたくない気持ちも手伝って
色々な理由が片づけのハードルを上げているのです。


大きな粗大ごみ、電化製品、高級なモノなど
ハードルが高いモノは
事前にリサイクル方法や処分の仕方を下調べして、
アクションがすぐに起こせるようにしておくことも必要です。

このハードルが大きいと 整理は進みません。
あの手この手で
このハードルを越えられるように工夫してあげるのは
私たち子世代でもできるところです。

捨てられるものはできるだけ
自分たちで処分した方が安価に済みますが、
どうしても無理なときは業者を使うことも視野に入れて
情報として持っておいてもいいでしょう。

今や、処分にもお金がかかる時代です。
そのあたりを丁寧に説明すれば、
1つ2つ、前持って手放してくれるものもあるかもしれません。



☆我が家の場合は
粗大ごみは自分で運べるものは
地域の処分場に持ち込みます。
重さで測って、車一台いっぱいを持ち込んでも
いつも1000円までに収まります。

 

抵抗の少ない場所、
小さな場所からやってみましょう

粗大ごみの情報などは
下調べは必要ですが

まずは
「シンプルに」「少ない労力で」「強要しない」

ことを心掛けて
小さな抵抗の少ない場所からやってみましょう。

賞味期限などで判断しやすいキッチンや
災害などが問題になっている昨今、
防災用品の入っている納戸や
通行の妨げになるような通路や階段の床置き、
落下が心配な
タンスの上部などから
始めると、
「安全のために」というきっかけにもなるので
取り組みやすいかもしれません。

それでも
抵抗があるようなら、
危険な箇所から移動するだけでも良いのです。

まずは、
一緒に「どうするのか」というゴールに向かって
作業する経験を重ねることが大事です。


一番身近な家族。

だからと言って
何も言わずに伝わらないのは他人と同じ。

気負わず、気長に始めていってもらえればと思います。





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